日数の一覧表を載せていない理由

「この施術のダウンタイムは何日」という一覧は、検索するとさまざまな数字が出てきます。ただし、施術別のダウンタイム日数を横断的に定めた公的機関のデータは確認できませんでした。回復までの経過は術式、範囲、体質、術後の過ごし方によって変わり、同じ施術名でも医療機関ごとに手技が異なります。

出典のない日数をこのページに載せると、読んだ方が「その日数で戻るはず」という前提で予定を組んでしまいます。ここでは日数の代わりに、自分の受ける施術について、医師から何を聞き出すかを整理します。

施術前に医師へ確認する項目一覧

国民生活センターの注意喚起では、自由診療において医師が説明することが求められている事項として、副作用・合併症、施術費用および解約条件、保険診療での実施の可否、効果には個人差があることが挙げられています。これをカウンセリングの場で使える形にすると次のようになります。

確認する項目具体的な聞き方控えておくこと
施術の内容と術式どの術式で、どこまでの範囲を行うのか術式名(同じ施術名でも複数ある)
副作用・合併症この施術で起こりうる副作用と合併症は何か頻度の高いものと、まれでも重いもの
術後の経過腫れや内出血はどのように推移し、いつ受診が必要か受診の目安と連絡先・受付時間
日常生活の制限洗顔・入浴・化粧・運動・仕事はいつから可能か制限の期間と、守れなかった場合の影響
効果の個人差効果に個人差があるとされる点をどう説明するか説明された内容そのまま
費用と解約条件総額はいくらで、途中でやめる場合の条件は何か概要書面・契約書面の記載
保険診療の可否保険診療で実施できる余地はあるか可否と、その理由
再診・修正の扱い経過に問題があった場合の再診や対応は費用に含まれるか含まれる範囲と別料金の範囲

この表はチェックリストとして使えるように、施術名を問わず共通の項目だけで作っています。項目のうち費用・解約条件については、契約書面の交付が法律で定められている場合があります。詳しくは美容医療のクーリング・オフ対象条件一覧をご覧ください。

説明はカウンセラーではなく医師から

国民生活センターは、リスク・副作用等についてはカウンセラー等からではなく医師から十分に説明を受け、納得したうえで施術を受けるかどうか判断するよう呼びかけています。カウンセリングの担当者が医師でない場合は、「医師から説明を受けたい」と伝えて構いません。

同センターはあわせて、美容医療の施術は多くの場合緊急性がないこと、その場で判断せずいったん帰宅して周囲に相談することも勧めています。当日に契約と施術を求められた場合は、いったん持ち帰るという選択肢があります。

広告の情報をそのまま信じない

医療広告は医療法で規制されており、厚生労働省が「医療法における病院等の広告規制について」として指針を公開しています。自由診療について広告する場合には、治療等の内容、費用に関する事項、主なリスク・副作用等の情報を提供することが求められる仕組みになっています。

逆に言えば、こうした情報が見当たらない広告の数字だけで判断するのは避けたほうが安全です。国民生活センターの相談事例にも、広告の安価な価格を見て来院したところ、「広告は軽度の場合の価格」と説明されて高額な契約に至ったケースが紹介されています。

経過を記録しておく

説明を受けた内容と、術後の経過は自分でも記録しておくと、再診や相談の場面で役に立ちます。日付と、その日の状態、医師から受けた説明をそのまま書き留めておくだけでも十分です。肌の状態の記録はAI美容カルテでも続けられます。

よくある質問

美容医療のダウンタイムは何日くらいですか?

ダウンタイムの日数を施術別に横断して定めた公的機関のデータは確認できませんでした。回復の経過は術式・範囲・体質・術後の過ごし方で変わるため、日数は受ける施術を担当する医師に直接確認してください。リスク・副作用等はカウンセラー等からではなく医師から説明を受けるよう、国民生活センターは呼びかけています。

カウンセリングでは何を確認すればよいですか?

自由診療では、副作用や合併症、施術費用と解約条件、保険診療で実施できるかどうか、効果に個人差があることを医師が丁寧に説明するよう求められている、と国民生活センターは示しています。あわせて、施術の内容と術式、術後の経過と受診の目安、日常生活の制限、再診の扱いを確認しておくと、判断の材料がそろいます。

説明はカウンセラーから受けるだけでよいですか?

同センターの公表資料は、効果やメリットだけでなくリスクや副作用の説明も医師から受け、納得したうえで受けるかどうかを判断するよう案内しています。担当者が医師でない場合は、医師からの説明を希望すると伝えて構いません。

出典・参考(公的機関)

ご利用にあたって

  • 本ページは公的機関が公表している情報にもとづく一般的な情報提供であり、特定の医療機関・施術・商品を推奨するものではありません。
  • 効果には個人差があり、本ページは治療の効果を保証するものではありません。施術の適否は必ず医師にご相談ください。
  • 制度の内容や件数は公表時点のものです。最新の情報は出典元でご確認ください。